生後3か月の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
生後3か月 男の子
生後3か月で全身が紅くなり、ジュクジュクして病院に連れていくとステロイドを渡されたが、塗りたくない為、漢方薬で何とかしていきたいと来店されました。
病院ではリンデロン、ロコイド、プロぺトを処方されたそうです。
赤ちゃんの状態を見ますと目の周り、顔、頭皮、方、膝裏が紅く爛れていたり、浸出液が出て痒みが酷い状態です。お母さんの食事内容を伺ってみると、辛い物、脂っこい物、刺激物、甘い物、動物性たんぱく質が多くなりやすい状態のようです。その為、食事指導をして、お母さんに漢方薬を飲んで頂きました。
中国医学的に診ますと『湿熱旺盛』、『熱毒腑実』の状態と考えられます。
その為、体に溜まっている熱毒、湿熱、血熱を解毒していく漢方、消化吸収をよくして胃腸を整えていく漢方、水分代謝を整えていく漢方をお渡ししました。
すると、2週間ほどで赤ちゃんの赤み、ジュクつきがだいぶ治まってきましたと言う報告を受けました。
お母さん自身も便秘気味だった状態から毎日快便になられているようです。体調が良い為、続けて頂いております。
中国医学ではお母さんの体質がよくないと、母乳を介してそのまま、赤ちゃんに影響を与えます。
乳児湿疹、乳児のアトピーは特に食生活がとても大切です。
欧米食、お惣菜、動物性たんぱく、脂っこい物、刺激物、甘い物などの摂りすぎで必ず体調が悪化します。
皮膚でお困りの方は食生活を変えていく必要があります。
食事と漢方薬は同じという考え方が大切です。お子様のアトピーは良くなる期間が大人と比べて早いと思います。
ステロイドを長期間使用して皮膚がゾウの様な皮膚になってしまいますと、漢方薬を使っても元の皮膚に戻すのはとても時間がかかります。
アトピーは食事、漢方薬、スキンケアの3つがシッカリするとよくなりやすいですよ。
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